朝日新聞によると、延焼が続く今治、西条の両市では25日早朝から自衛隊のヘリコプター1機と県の消防防災ヘリ1機が上空からの散水を再開した。陸上での消火活動も続いている。
この前ドライブに行った同地区に近い道の駅今治湯ノ浦温泉では、消防の現場指揮本部がおかれた。
火災現場に近い今治市長沢地区では25日午前6時半過ぎから、自衛隊の大型ヘリと県の消防防災ヘリがかわるがわる飛来し、空中から散水作業をした。記者が取材にあたった近隣の集落からは24日夜に比べて炎が目視できる場所は減ったが、白煙が周囲を覆い、ヘリの機影がかすむほどだった。
今治市は24日夜までに市内の553世帯1079人に避難指示を出した。25日午前6時時点で市内3カ所の避難所に53世帯102人が避難している。
西条市も792世帯1506人に避難指示を出し、25日午前7時時点で、避難指示区域にあるグループホームなど3施設の利用者と職員の計141人が避難している。